MonoSpeak すけです!
各社が必ずと言って良いほど力を注いでラインナップに入れてるレンズが比較的安価に抑えたF4通しの24-105mmレンズである。
最高の描写品質と圧倒的なボケ味を求めるならF2.8通しの大三元と言われるレンズであるが、お財布事情に全く気を遣ってくれていない価格設定となっている。
そんな高級レンズは持てないけど…持てないけど描写力と品質の高いズームレンズが欲しい!
そんな思考の行き着くゴールをF4通しのズームレンズとしてちゃんと用意してるのは販売戦略の凄さというのか、たまたまなのか。
今回はそんなSONYのGシリーズ、FE 24-105mm F4 G OSSのビルドクオリティーについてサクッと紹介する。
そもそもGシリーズって?
各社レンズラインナップにこだわりの英数字を入れてるが、これからカメラにハマりたい人たちにとってはとても意味のわからない語列。
SONYのラインナップは大きく分けて3つ。
冒頭に紹介した最高の描写力と圧倒的なボケ味、レンズの品質をアホみたいに追求したのを「GM(ジーエム)シリーズ」。
単焦点、ズームレンズを展開し新品価格は下は20万前後から上は際限なく幅広い価格設定となっている。
そして中間の「Gシリーズ」。
GMレンズの描写力、品質に極力寄せて価格を抑えている。
こちらも単焦点、ズームどちらもGMレンズ群と同じような焦点距離のラインナップでおおよそ新品10万前後。
正直一般ピープルはこのレンズ群で必要十分すぎるがGMレンズにステップアップしたくなる効果が備わっている魔のレンズ群。
そして1番安価なもので「無印」がある。
厳密に言うと無印とは明記されてないが愛称として無印レンズと呼ばれている。
撒き餌レンズとも呼ばれるものが多く最初からボディとセット販売されてるキットレンズなどがここに該当する。
5万円前後で買えるので入門向けレンズといった印象ではあるが単焦点などはGレンズに匹敵する描写性能を有してるレンズもあるので侮れないラインナップでもある。
FE 24-105mm F4 G OSSビルドクオリティー
そんな中間層に位置するこのFE24-105mm。
まずレンズボディの触り心地、金属の質感だがこれがとてもいい。
安いレンズは触った瞬間に重み以外でもすぐにコストカットが手に伝わっってしまう。
FE24-105のレンズボディ表面にはチッピングみたいな少しイボイボとした加工が施されているが表面自体の触り心地はとても良い。
フードは花形フード。
レンズ上部からフォーカスリング、ファンクションボタン、ズームリング、AF・MF切り替え、手ぶれ補正オンオフとなっている。
GMレンズはここにファンクションボタンが2つくらい増えたり手ぶれ補正のモードを切り替えられたりとボタンが大量についているが正直プロ現場でもなければ活用できない機能ばかり。
なのでこの24-105mmのボタン配置はとても実用的な物ばかりで使い勝手がいい。
フォーカスリングもズームリングもどちらもとても滑らかな挙動でサクッと撮りたい僕には余計な力を入れる必要がなく相性がいいが、人によっては少しスルスル過ぎるのが苦手という場合があるかもしれない。
ちなみにこのレンズとんでもなく軽くて絶妙にコンパクトに抑えられている。
写真を撮るのが好きだが所有欲も同時に満たしたい欲求不満な俺としてはサイズ感
(この場合は程よく大きくてカメラとしての存在感もしっかり出したい方のアレ。同志諸君にはこの気持ちわかるでしょ?)
と持ち運びやすさの両立をしてくれているのが大変ありがたい。作った人神。好き。
F4という撮影体験
とにかく24mmというiPhone画角より広い広角域から105mmという中望遠までをカバーする使い勝手の良さ。
ラフなお出かけであればこの1本だけでいいかとなる。
F4はとにかくボケすぎないためほとんどの人、物を撮影してもちょうどいい写真になる。
仕上がる写真も線の滲みがなくシャキッとシャープな写りをし、フリンジやフレアがほとんど出ない写りをするのでGMレンズの光学性能技術に寄せてることがよくわかる。
気をつけなければいけないのはF4という低くない開放値なので絞り優先で撮影する際シャッタースピードが思いの外、遅くなったりして何回かブレた写真を撮影してしまったことである。
どうしてもノイズがでることに恐怖心を抱えてしまっているが大抵の場合は現像する時の補正でなんとかなるのでISOを上げることに恐れず果敢に挑戦して欲しいと思う。
さて作例は…と行きたいところだがまた今度の機会にしようかな。
お前ここで記事終わりにするなよと読んでくれてる方の厳しい念が飛んできているがごめんよ。
トイレ漏れそうなんだよね。
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