MonoSpeak すけです。
このブログではカメラ初心者の方がわからないことを簡単に理解してもらえるようにという思いを込めてめんどい説明を諸々省いて超絶簡潔に解説していきます。
ほんとはあーだこーだ言いたいんですが初めてその事柄に触れる時ってこんがらがっちゃいますよね
今日記事にするのは題名の通りSONYフルサイズミラーレス機であるα7系のカメラに搭載している「スーパー35mmモード」についてです。
この機能は簡単に言うとカメラ内でデジタルクロップ処理をして写真を撮れるというモードです。もっと大雑把に言うと1.5倍ズームしてくれる機能で使用用途は大きく分けて2つあります。
ちょっと寄りたい、そんな時に大活躍!
このような感じでスーパー35mmモードにするとワンタッチ1.5倍ズームしてくれます。
ズームレンズでは望遠端にしてファインダーを覗いた時、あと少し…あと少し寄りたい…!
という場面が時々あります。
自分があと数歩近づけば済む問題ですが一瞬のシャッターチャンスにその余裕があるとは限りませんし、撮影会などでは動ける範囲なども制限されると思います。
その時にワンボタンで画角を寄ったり戻したりできるのがこのスーパー35mmモードです。
ちなみに僕の用途は上記のようにズームレンズの望遠端があと少し足りない時にも使いますがツーリングで85mmF1.4の単焦点1本だけ持っていく時によく使用します。
85mmは中望遠単焦点の王者的ポジション、ポートレートレンズの神焦点距離とも言われていますがやはりちょっと寄りたい時もしばしば
スーパー35mmモードを使用すれば約127mmの単焦点レンズを手元のボタン一つで切り替えられるという神機能だと思っています。
他にもたとえば通常域の50mm単焦点で撮影、少し寄りの写真も撮りたいなと思った時にスーパー35mmモードも使えば中望遠の75mm帯で撮影することができます。
普通にすごくない?
APS-C用のレンズを使用する際はスーパー35mmモードでないと撮れない
APS-Cセンサー搭載のα6000系のEレンズをα7系のフルサイズ機にマウントすることができます。
※逆も然りでα7系のFEレンズもα6000系にマウントすることができます。これは別記事で
ただしセンサーサイズごとに専用設計されているレンズ規格ですから中の構造がもちろん違います。
なのでフルサイズセンサーのα7系にα6000系のEマウントレンズを使うと四隅が黒くなってしまうケラレと言う現象が起きてしまいます。
大雑把に言うとレンズの内側が写真に写り込んでしまっている状況です。
こうならないためにスーパー35mmモードでクロップするとケラレることなく写真が撮れます。
ちなみにスーパー35mmモードにしないといけないと書いていますが、実際の初期設定はオートになっているのでEレンズが装着された時点でカメラが認識して自動でスーパー35mmモードを起動してくれます。
後で自分で好きなようにトリミングするからスーパー35mmモードで撮らないという選択をする方もいます。
もちろんデメリットあり
1.5倍クロップは普通にすごい機能ですがもちろん甘い蜜には罠ありです。
通常の写真はセンサー全てを使って写真を撮るのでα7IIIなら約2400万画素の写真が撮れます。
この画素があまり想像しにくいと言う方のためにわかりやすく説明すると写真という四角い枠を2400万に切り分けてそれぞれに色を振り分けられます。
細かい解釈はもっとあーだこーだありますが大雑把にいうとこんな感じ。これを1.5倍にクロップしてしまうのでその分狭まった枠内の画素数しか活かせないんですね
つまり画素数が減ります。計算はありますが画素数の約43%に減少してしまいます。
α7IIIとα7Cでは約1030万画素、高画素機のα7R系は4240万画素なので約1800万画素まで落ち込みます。
しかし数値だけ見てると半分以下なのでかなり画質が悪くなるのかなと思いがちですがスマホやパソコンで見るSNS系ではこの落ち込み具合の影響は正直素人目では全くわかりません。
L版写真に現像しても違いがわからない程度ですので実際にこの画素低下の影響はA4以上のプリント印刷時くらいかと思います
まとめ
簡単に説明したつもりでしたがいかがでしたか?
説明としてはとてもたくさんの情報を省いていますが今回は初期の段階で疑問に思った事をなんとなく理解をしてもらえればと思い、余計な情報を省きました。要点をまとめると、・1.5倍クロップできる・このモードを使えばAPS-C用のEレンズを使える・画素数は約43%落ちる
これさえ掴んでおけば問題なく活用できます
それでは良いカメラライフを
↓記事中に出てきているカメラレンズ類↓
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