MonoSpeak すけです。
今回は操る楽しさを教えてくれたカメラ、X100Vのレビューです!
X100Vの特徴
・478gと軽量
・レンズ固定式
・23mmF2
・APS-Cセンサー搭載
・デジタルテレコン
・EVF/ OVFの切り替えができる
・チルト液晶
・フィルムシュミレーションのエテルナ、クラシックネガが使える
・内蔵ND
・最短焦点距離10cm
金額はAmazonで新品164,500円、カラー展開はブラックとシルバーがありますがどちらも同一価格。
この手のカラー展開だとシルバーが少し安くてブラックは高いイメージなので同一価格なのは印象が良い。
金額としてはカメラ単体で考えるとフルサイズカメラに匹敵するほどの価格帯、富士フィルムのハイスペックカメラX-T4とほとんど変わらない金額設定となっています。
高い印象を植え付けるような言い方をしましたが23mm F2単焦点とセットで購入していると思うと絶妙な金額設定だと思います。
良い点
丁寧に写真を撮らせてくれるカメラ
X100Vの醍醐味ここにありです。
ファインダーを覗く前に被写体の明暗具合からシャッタースピード(SS)、F値、ISOを物理ダイヤルでカチカチと音を立てながら設定してファインダーを覗く。そして少し微調整をしてシャッターをきる。オートで済んでしまうこの所作を一つの楽しさとしてユーザーに提供できるカメラですね。
軽量だが軽すぎない
X100Vは478g、持っているSONYα7IIIは本体重量は565g、α6400は359gと本体重量だけで見るとフルサイズ機のα7IIIとは87gしか変わらないし、同じAPS-Cセンサーのα6400より119gも重たいです。ただしこの2つはレンズをつけていないボディ単体での重量。
小型軽量化されたAPS-Cレンズでも200〜300gは最低でもあるので実際の運用をするとなるとα6400は600gに近い重量になります。
ですのでレンズ一体式のX100Vは本当に軽量でラフに取り回しができる機体です。
しかし薄型スカスカといった印象ではなくしっかり金属の塊を持っているぞというずっしり感があるので数値上の重量以上に安定的に構えることができます。
デジタルテレコンは便利
X100Vには23mmF2の固定式単焦点レンズが付いていますがフルサイズ換算にすると35mmの画角になります。
スナップを取るにはちょうどいい画角ですがちょっと寄りの写真を撮りたい時などは2段階のデジタルテレコンが大活躍。換算50mmと70mmにまでよった画角でかつデジタル超解像処理という呪文的機能で画質はそのままの写真が撮れます。
エテルナとクラシックネガが使える
X100Vでは上位機種にしか搭載されていないフィルムシュミレーションのエテルナとクラシックネガが使えます。エテルナは彩度とコントラストを下げた写真で映画調の仕上がりになります。
クラシックネガは彩度を抑えつつもコントラストは強めの表現をしてくれます。濃いめのフィルム写真な仕上がりになります。
短所
色々とけづり落として洗礼されたのがX100V。不便を楽しむというキャンプ的発想で愛することもできますが一応不満に感じているところも書きますね。
ファインダーはちょっと癖あり
EVFでの解像度は369万ドットと上位機種と変わりない性能を持っているがファインダーがかなり小さいですね。ファインダーを覗いていると友達にファインダーに目がくっついてると笑われたくらいファインダーが小さいので近づけています。
そしてEVF越しでの感覚と実際撮れた写真が少し違うこと。
これはファインダーの彩度や輝度を調整すればいいのですがいくら調整してもEVF越しで見た被写体と撮れた写真に少し違いがあります。
最近は背面液晶で撮ることもしばしば。
シャッター音がチープ
この質感、撮るプロセスを楽しめるカメラなのにシャッター音がかなり残念です。
音は「チッ」とだけ鳴ります。
テンションは正直上がらないですね。静かな空間であれば逆に静音という観点で好都合ですがせめて「カシャッ」というカメラならではのシャッター幕が落ちる音が良かったです。
まとめ
常に持ち歩いていたくなるのがこのX100V。
写真を撮る楽しさを教えてくれますが初心者向きではないですね。
セカンドカメラ的ポジションだと思います。メインカメラを引き立ててつつ自分もしっかりと目立ってくる。X100Vはそんなカメラですね。
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