どーもMonoSpeak すけです。
今回は富士フィルムで大人気のカメラ、X100Vの設定について。
意外とユーザーを観察してみるとスマホのカメラからのステップアップ、コンパクトで扱いやすそう、レトロなエモいカメラということでX100Vや X100Fを手に入れてる方が多いように感じている昨今。
新型のX100VIもあるがあれは高すぎる、というかまずもって手に入らないというのが現状。
だからこそ少し古いカメラにも注目が集まるよね。
そこでレトロスタイルの富士フィルムに辿り着く人が多いと思うが、ある程度初心者の中でもカメラの知識が最低限ないと富士フィルムは扱えないカメラ。
なんてったってこの軍幹部だからね。誰でも綺麗に撮れたように錯覚してしまうフルオート設定がない(厳密にいうとあるので最後に解説)!
なのでそんな初心者の方が扱えるように僕の設定から撮影に至るまでの流れを記録していこうと思う。
カメラ設定
カメラは自分好み、と言うより使い勝手に合わせて機能や設定を変えることができます。この部分がスマホなどと大きく違うところだよね。
af設定
AFはALL設定 動かない被写体や解放で前後のボケを作りたい時などはシングルポイントにしてフォーカスレバーで被写体に合わせる
fnボタン
Fn1にフィルムシュミレーションを機能割り当て
画像サイズ
画像サイズは撮って出しで扱いたいのであれば16:9の横長調でシネマティックに
僕は3:2で撮影してあとでトリミングする派。
画質モード
画質モードはJPEGノーマルとRAWを1枚ずつ生産RAWは非圧縮
RAWとは編集前提でのデータなのでそのままパソコンやスマホに取り込んでSNSにと考えてる人はJPEGに設定して撮影することをお勧めする。
wb設定
WBとダイナミックレンジはAUTO
af補助光
シャッターを半押しするとオレンジ色に光るやつ。正直相手に対して眩しいし煩わしいのでAF補助光はオフ
af設定
AFは常にコンテニュアンスAF。それぞれの使い勝手な部分ではあるがじっくり撮影したいタイプではないので常にAF-Cにしている
瞳AF
顔検出は瞳AF AUTO
よくどちらの目にフォーカスをって設定あるがプロでもないし決まった角度からの構図が特にないのでどちらでも対応可能に
シャッター設定
シャッター方式はMSメカニカルシャッター。 電子シャッターをなんとなく使いたくないだけだが快晴下で解放で撮るときは限界値の1/4000では白飛びしてしまう時があるのでその時のみ1/32000まであるES電子シャッターにしている。
音
AF合焦音と操作音はうるさいのでオフ
シャッター音もチープさとパシャパシャ撮るのにうるさいので最小音量にしている。
切り替えレバー
切り替えレバーを右長押しでNDフィルターのオンオフ
Tマーク
シャッタースピードをダイヤルで操作するのがめんどくさい人はTにダイヤルを合わせるとリアコマンドダイヤルでシャッタースピードを全域調整できるようになるので片手だけでスナップしたい人はより操作が楽になるかと。
電源設定
自動電源オフは2分
OVF切り替え
OVFはロマンの塊ですが基本的にはEVFしか使っていない。レバーで簡単切り替えできるのはさすがの技術
露出ダイヤル
マニュアル撮影を楽しんでるので露出補正ダイヤルは特に使わず0にダイヤルを合わせている。
ISOダイヤル
ISOは室内であれば1000〜2000、屋外の日中であれば最低の160にしている。
標準設定ではあると思うがデジタルテレコンはコントロールリングで変更可能のままにしてある
撮影方法
上記の設定でX100Vを常に持ち歩いている。
それでは撮影編。これは全くの初心者、もしくはこれからX100VIやX100Vを買おうか迷っている方へ向けたイメージ編!
そんな感じで撮ってるのねとイメージしてもらえればこれ幸い。
撮影前
俺は基本的に撮影地に入ったら電源は常にオン。なんでもそうだけどスリープではなく電源のオンオフが多いのは機械にとってはあまり良くないのでスリープの設定をしておきましょう。いろんなメーカーでスリープからの起動方法は違うがX100Vはシャッターボタンを押すとスリープから復旧。X100Vは画面消灯から1秒もなく起動できるのでシャッターチャンスを逃しにくくていい。
ファインダーを覗く前に
カメラを起動してからは撮影下の明るさによってシャッタースピードを設定。
特に明るくないところではISO感度を上げれば暗い場所でも明るく写真が撮れるけど、ISOを上げすぎるとノイズがでてしまう。なので外での明るい場所なら最低値の160、夕方から日の沈みあたりは160〜500、夜外で明かりのあるようなところなら500〜1600、それ以上でも2000くらいまでにしておこう。
X100Vでは2000を超えたあたりからノイズが散見される。
F値を低くする、合わせてシャッタースピードを遅くすればするほど明るくできるので極力F値やシャッタースピードで明るく撮る努力をしましょう。しかしF値は低くすればするほど背景がボケる、上げればボケ量が減って全体がくっきり写る写真になるので何を写したいかよく考えて撮りましょう。
日中の明るい外であればISOは160。F値は背景をぼかす設定で2.0、この設定だとF値が低すぎて白飛びしてしまうかもしれないのでシャッタースピードは最大値の1/4000に設定します。その設定で撮った写真がこちら。
ちなみにES電子シャッターで1/32000まであります。もっと明るい晴天下であればこちらの設定に変更しましょう。僕はシンプルにシャッタースピードダイヤルをいじりたいだけでES電子シャッターを毛嫌いしている。
ただ箱根の山の上、晴天下では1/4000で内臓NDフィルターを使っても若干白飛びしてたので電子シャッターに切り替えました。
ファインダーを覗こう
ファインダーを覗いたらまずは画面が白く飛んでしまっているか、逆に暗めになっているか確認。
明るく白飛びしていればシャッタースピードを上げる、ISOを下げる、もしくはボケみを妥協して少しF値を上げるなどをしてみましょう。暗くなっていればシャッタースピードを下げる、ISOを上げる、F値を下げると明るくなります。適正な明るさに
なったらリアコマンドダイヤルでシャッタースピードを微調整しましょう。軍幹部のシャッタースピードダイヤルは倍数ごとに振ってあるけどリアコマンドダイヤルは中間の2段分を設定できる。シャッタースピードダイヤルよりも微調整ができるって感じ。
フォーカスの特性を知ろう
フォーカスレバーでフォーカスを合わせたい場所にフォーカスポイントを持っていきシャッターボタンを半押しするとそのポイントにAFが合う「シングル」。フォーカスポイントが大きくなりその中のものにフォーカスが合う「ゾーン」。シャッターボタンを半押ししてフォーカスさせた状態でカメラを動かしてもその地点にずっとフォーカスを合わせ続けてくれるのが「ワイド/トラッキング」。
俺は全ての機能が使える「ALL」という設定にしています。なのでファインダーを覗いた時点でフォーカスレバーに指を掛けておいてフォーカスを合わせたい場所にポイントを移動させシャッターボタンを押す。
フィルムシュミレーションをどんどん使おう
富士フィルムといえばフィルムシュミレーション。スマホやアプリでいうところのフィルターと同じ機能でいろんな色合いを表現できるものだが富士フィルムのはレベチの美しさ。
フィルムカメラ時代に築いてきた色味を再現していて標準含めて11種類あるが主にクラシッククロームとクラシックネガ、映画調のエテルナを多用している。意外といいのがモノクロ。
後で編集するのであればRAWの設定で撮りましょう
写真の色味や明るさをいじりたいという方はRAWで撮ろう。
RAWとは洋服に例えて説明すると繊維まで色や明るさを調整できるもの。JPEGの場合は洋服の上から色を塗っていくようなイメージ。RAWとJPEGでは仕上がりが全然違うしJPEGを編集するのはあり得ないと言えるくらいのことなので編集したい方はRAWデータで撮影を。
RAWのデメリットはデータサイズが5倍くらいになるので撮って出しでよければデータ容量の観点からJPEGがお勧め。
わかりづらいけど実はフルオート設定がある
僕がいったフルオート設定がないというのはカメラに絶対ついていたA(オート)という撮影ポジションダイヤルの設定。ご覧の通り富士フィルムのカメラは一部を覗きほとんどがこの軍幹部で撮影ポジションダイヤルというものがない。ただしマニュアルとかシャッター優先とかプログラムオートとかフルオートのダイヤルがないだけで各ダイヤルを設定していけばオート撮影が可能。操作は簡単でシャッタースピードダイヤル、ISO、F値絞りリングにAという文字があり、こちらが各設定のオートになるので全てをAにするとオートでの撮影が可能。あとは明るく撮りたい、暗く撮りたいの要望がそれぞれあると思うので右の露出補正ダイヤルを0からプラス側にするかマイナス側にすれば好みの明暗に設定できる。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。こういったよく見るカメラの設定モードがない富士フィルムのカメラは一見使うのが難しそうだがぶれやすくなるかぶれないかが変わってくるシャッタースピード、電子的に明るさを設定するISO感度、ボケみを設定できるF値という基本ワードさえわかっていれば敷居の高そうなX100Vを楽しく扱うことができるので大事なポイントを押さえてぜひチャレンジしてみよう。
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