MonoSpeak すけです。
GoPro8以降の大きな変革がメディアモジュラーというアクセサリー。便利な拡張キットですがその分不満点も多いという反面も。
※GoPro8とGoPro9.10で専用品が分かれていますがサイズの違いだけで内容は一緒です。
(バイクカテゴリで投稿したのはモトブログ用途だったので)
メディアモジュラー機能
指向性マイク、3.5mmマイク端子、mini HDMI、USB-C、コールドシューが二つと拡張性に優れているのがメディアモジュラー。
サードパーティ製のケースなどは世にたくさん出ていますが電子接続部品に関しては純正品以外使い物にならないくらい不具合が多い(純正品以外使わせないぞというGoProの意地だと思っている)
ので純正でこの手の拡張キットを出してくれるのはありがたい。というか買わざるをえないのが現状。
GoPro7まではクソでかマイクアダプタだけだったので拡張性が増すというのは本当にありがたいですね。
まずは未装着の状態で見ていきましょう。
特段特徴のないシンプルな見た目。そこまで大きくない指向性マイクの存在が増幅される印象。
コールドシューと録画ボタン。コールドシューは金属で剛性はしっかりしている。
開閉部。上に開閉するギミックはGoProと一緒。
この3つの蓋が拡張する部分。一部分に集結しているのは操作の観点でありがたい
マウントするためのスクリューが干渉しないように溝が掘ってあってる。
メディアモジュラーの素材は樹脂素材。
触った感じかなりハードなのがわかりますが少しだけしなるのでハードすぎて落とした時割れるといった心配はなさそう。
サイドの電源ボタンと上部の録画ボタンはGoPro本体で使われているスイッチ類と同様のゴムを使用している。
ボタンの内側はしっかり成形された十字が。
これでしっかりボタンを押せているものの少し柔らかいので使用頻度によってはここの摩耗によりボタンの接触感度が悪くなりそうな気がする。
気がするだけです。
個人的に感動しているポイントは電子拡張部分のゴム蓋です。
こんだけ小さいのに開いたら形状記憶がしっかりしているのか押さえている指を離すとしっかり打ち付けるように元の位置に戻ります。
こういった蓋部分がびろーんとしないのは見た目的にもいいし、プラプラさせているうちに傷が入って蓋が切れてしまったなんてしょっちゅうあるのでさすが純正クオリティ!さすが1万円!!
GoPro装着
GoProとメディアモジュラーの装着方法です。簡単すぎますがレビューする以上必要かなって
まずはGoProのバッテリーが格納されている蓋を外します。
GoProのバッテリー蓋を開いて写真くらいの角度にします。
そしたらそのまま横に強めに引っ張るだけ。それで取れます。イメージは引っこ抜く感じです。金属蓋なので接続部が割れるなどの心配はありません。あんしんしてください。
そのまま蓋を外した側をメディアモジュラーに挿して蓋をロックするだけ。GoProから外した蓋はどこにも装着するところがありませんので無くさないようにしっかり保管しておきましょう。
簡単ですよね。
つけた状態であえて言いますがメディアモジュラーからGoProを取り出す際の蓋のロックはめちゃくちゃ硬いです。
生半可な気持ちでやると爪が負けそうになるので気合いでロックを解除しましょう。
使い勝手は?
本題です。使いやすい、使いにくいと用途別で結構レビューが分かれます。
バイク、モトブログベースで考えると非常にグレーゾーンな使い勝手です。
僕は正直使いずらくてメディアモジュラーを使わず素モデルの状態で使用していました。
理由は2つあります。
巨大化と重さ
ヘルメットって重たいですよね。
メーカーの企業努力によって数gの減量を目指して技術開発するくらいのヘルメットにわざわざ重心がずれている位置にカメラを付けるのがヘルメットマウントです。
僕が初めて使用したGoPro3+は74g。
ヘルメットマウントするためのハウジングを含めても100gを切っていたと思います。
ほぼ装着の違和感なく快適に撮影をしていましたが今のGoProはかなり重いです。
手ぶれ補正や液晶の追加、本体の剛性向上、
挙げたらキリがない進化を遂げた分重量に反映されて、所有しているGoPro9は本体だけで160g。
メディアモジュラーをつけると200gを超えます。
そんなものをヘルメットの顎の先端につけるわけですから結構な違和感を覚えました。
またサイズ感も横に1センチくらいは大きくなり前後にも数ミリですがサイズアップします。
GoPro7以降で結構聞くようになったのがGoProがマウントごと落としてしまったということ。
このサイズアップと重量増しの影響で両面テープで貼り付けているだけのベースマウントは剥がれてしまうわけです。
僕の場合はベースとなるマウントは顎部分にくくりつけるタイプなので重量で落ちるということはないですがGoPro9にしてからベースごと少し傾いてしまったいったことが数回ありました。
メディアモジュラーにフィンガーマウントがついていない
これがメディアモジュラー1番の欠点だと思います。
なぜGoProのフィンガーを使わないといけないのか。
モジュラーを飛び越えてフィンガーにスクリューを通してマウントするせいでバッテリー交換するたびにスクリューを外してGoProを取り出す手間があります。
GoProってかなりの広角なので大体の位置さえ合ってれば映像は撮れますがバイクでの撮影は意外としっかり位置決めしないと撮りたい構図から外れてしまうんですよ。
僕がこだわっていた構図。タンクからハンドルまわり、上側に景観を入れる状態にしていました。
ツーリング動画というより音動画に重きを置いていたのであまり景観を入れない構図にしていました。
これがマウントする位置が少しずれるだけで自分のお気に入りの構図からずれてしまう。
ちょっとモトブログに本腰を入れるとこの構図にこだわりを持つようになって何度か撮影テストをして気に入った構図を探し当てるわけなので毎回この位置をリセットして付け直すのはかなりのマイナスです。
構造上仕方ない仕様なのかもしれないですがせめてバッテリー側に蓋を設けて欲しかったお気持ちです。
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